2016年02月25日

外国人が見た幕末・明治の日本 (2016年2月25日更新)

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森田健司 『外国人が見た幕末・明治の日本』

出版社:彩図社紹介ページ
発売日:2016年2月24日
amazon / ヨドバシカメラ / MARUZEN & JUNKUDO / 楽天ブックス / ローチケHMV

【内容紹介】

ペリー提督率いる「黒船」4隻が、浦賀に来航したのが1853年。本書は、「幕末」の起点となるこの年から、明治時代の終わり(1912年)までの約60年間に、実際に訪日した外国人が、日本について記した文章(訪日記)を紹介するものです。

様々な国から、様々な立場でやってきた外国人たちは、今までほとんど知らなかった日本という国の様子を、言葉で丁寧に記録しました。そこには、同じ日本人ではなかなか気付かないような事柄も、数多く含まれています。

日本が、おそらく「歴史上最も激しい変化」を被ったこの60年間は、「日本らしさ」が剥き出しになった期間でもあります。強い軋轢は、文化の本質を露にするからです。そして、この「日本らしさ」は、現代に至っても、驚くほど変化していません。数多くの外国人の目を通し、激動期たる幕末・明治期を見ることで、「日本らしさ」の正体に迫ろうとするのが、本書の主眼です。

しかし、「日本らしさ」というものに特段関心がなくとも、純粋に読み物として、この時代の訪日記は楽しめると思います。ある者は日本の風景に見惚れ、ある者は役人の対応の遅さに苛立ち、ある者は優しい庶民に感動し、ある者は西洋の皮を被り始めた憐れな島国を嘲笑します。そう、本書は「裏」幕末・明治史としても、お読みいただけるように思っています。

なお、本書に引用した訪日記は、全て翻訳があるものとしました。基本的に、全ての箇所に引用したページを明記していますので、この時期に書かれた訪日記のガイドブックとしても、お使いいただけるはずです。

誰より著者本人が、楽しみながら書き進めた一冊です。笑いやら怒りやら悲しみやら、色んな感情を込めた思い入れたっぷりの本になりました。是非、一度お読み下さい。

【登場する主な外国人】

<第一章 日本はどのような国だと思われていたのか>
マシュー・ペリー(米/東インド艦隊提督)、ウィリアムズ(米/印刷宣教師)、ヴィルヘルム・ハイネ(独出身/記録絵師)、タウンゼント・ハリス(米/初代駐日総領事・公使)、ヘンリー・ヒュースケン(蘭/通訳官)

<第二章 開国後の街並みと古き良き時代の日本人>
ラザフォード・オールコック(英/初代駐日総領事・公使)、ゴンチャロフ(露/秘書官・作家)、アルミニヨン(伊/海軍軍人)、フィリップ・シーボルト(独/医師)、カッテンディーケ(蘭/海軍軍人)

<第三章 列強の外交官たちが見た明治維新>
パークス(英/第二代駐日公使)、A・B・ミットフォード(英/駐日外交官)、レオン・ロッシュ(仏/第二代駐日公使)、スエンソン(デンマーク/仏海軍士官)、マックス・フォン・ブラント(独/駐日公使)

<第四章 外国人は日本の近代化をどのように捉えたのか>
チャールズ・ロングフェロー(米/大詩人の息子)、イザベラ・バード(英/紀行作家)、クララ・ホイットニー(米/商法講習所所長の娘)、デイヴィッド・カラカウア1世(ハワイ/第七代国王)、黄遵憲(中/初代駐日公使の書記官)

<第五章 消え去りゆく 外国人が愛した古き日本>
シドモア(米/紀行作家)、ピエール・ロチ(仏/作家・海軍士官)、ジョサイア・コンドル(英/建築家)、イブラヒム(露/民族運動指導者)、ラフカディオ・ハーン(英出身/英文学者・作家)、アーネスト・サトウ(英/外交官)

森田健司
posted by km at 00:00| 自著紹介

2015年10月30日

なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?

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森田健司 『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン紹介ページ
発売日:2015年10月22日
amazon / ヨドバシカメラ / MARUZEN & JUNKUDO / 楽天ブックス / エルパカBOOKS

【内容紹介】

稲盛和夫はじめ多くの経営者が傾倒する「江戸時代のドラッカー」に今こそ学べ!

「勤勉」「正直」「時間に正確」など、近代化と高度成長を支えた日本人の美徳と呼ばれるものは、江戸時代の思想家、石田梅岩によってつくられた。

日本は江戸時代の間に、相当の発展を遂げていた。その力の源は、名もなき庶民だった。町人や農民は、実に勤勉で、猛烈に働いていたのだ。日本の民衆が、優れた労働者だったこと。これが、瞬く間に近代化できたことや、第二次大戦後、驚異的な速度で復興を遂げることのできた理由だ。指導者が、画期的な経済政策を思いついて、それによって経済力を向上させたのではない。優秀な労働者が、世界のどの国よりも多くいたことこそが、日本の経済的な強みだったのだ。

なぜ、日本という国は、そのような条件を備えることができたのだろうか。この疑問への一つの回答が、石門心学という思想にある。 石門心学は、京都の商人だった石田梅岩(1685~1744年)という人物が創始した学問だ。梅岩は、「人はどう生きるのが正しいのか」ということを、ひたすら考え抜いた。しかし、梅岩は人間のことだけを考察したのではなく、社会の構造や、さまざまな職業がどういった役割を果たしているのかについても、探求している。元々は商人だっただけあり、梅岩は商業のこと、そして経済のことを、皮膚感覚で理解していた。そして、商人を引退し思想家となってからは、商業や経済を明確な言葉で説明することにも、大いに注力した。

梅岩の思想は、弟子たちによって日本中に広げられた。そして、さまざまな階級の人々が、これを熱心に学んだ。梅岩の思想は、毎日の仕事に大きな意味を付与してくれるものだったからだ。梅岩の考えを学んだ人々は、道徳的な向上を遂げ、感情と行為に自信を持ち、人間関係を和やかにすることに努めた。そして、道徳的向上を遂げた人々の多くは、仕事の成果も、以前よりよいものとなった。真面目で、周りに気を使う民衆が、一国の経済発展に貢献し始めたのだった。

森田健司
posted by km at 00:00| 自著紹介

2015年08月25日

かわら版で読み解く江戸の大事件

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森田健司 『かわら版で読み解く江戸の大事件』

出版社:彩図社紹介ページ
発売日:2015年6月10日
amazon / ヨドバシカメラ / MARUZEN & JUNKUDO / 楽天ブックス / エルパカBOOKS

【内容紹介】
かわら版は、江戸中期以降、大変な人気を博した情報伝達媒体だ。その具体的な形態は、1枚から数枚の印刷物である。安価な印刷物だったかわら版には、大抵、絵と文字が摺られていた。内容は多岐にわたるが、全てに共通しているのは、「民衆が興味を持つ情報であること」だった。

本書は、江戸時代におけるかわら版を紹介しながら、そこに記されたさまざまな出来事を読み解いていくものである。民衆の心が反映されたかわら版を通して見る江戸時代は、教科書で学んだものとは、かなり違っている。そして、江戸時代の民衆が、驚くほどユーモア感覚に富んでいて、かつ打たれ強いものだったこともわかるはずである。

森田健司
posted by km at 00:00| 自著紹介