
森田健司 『外国人が見た幕末・明治の日本』
出版社:彩図社 (紹介ページ)
発売日:2016年2月24日
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【内容紹介】
ペリー提督率いる「黒船」4隻が、浦賀に来航したのが1853年。本書は、「幕末」の起点となるこの年から、明治時代の終わり(1912年)までの約60年間に、実際に訪日した外国人が、日本について記した文章(訪日記)を紹介するものです。
様々な国から、様々な立場でやってきた外国人たちは、今までほとんど知らなかった日本という国の様子を、言葉で丁寧に記録しました。そこには、同じ日本人ではなかなか気付かないような事柄も、数多く含まれています。
日本が、おそらく「歴史上最も激しい変化」を被ったこの60年間は、「日本らしさ」が剥き出しになった期間でもあります。強い軋轢は、文化の本質を露にするからです。そして、この「日本らしさ」は、現代に至っても、驚くほど変化していません。数多くの外国人の目を通し、激動期たる幕末・明治期を見ることで、「日本らしさ」の正体に迫ろうとするのが、本書の主眼です。
しかし、「日本らしさ」というものに特段関心がなくとも、純粋に読み物として、この時代の訪日記は楽しめると思います。ある者は日本の風景に見惚れ、ある者は役人の対応の遅さに苛立ち、ある者は優しい庶民に感動し、ある者は西洋の皮を被り始めた憐れな島国を嘲笑します。そう、本書は「裏」幕末・明治史としても、お読みいただけるように思っています。
なお、本書に引用した訪日記は、全て翻訳があるものとしました。基本的に、全ての箇所に引用したページを明記していますので、この時期に書かれた訪日記のガイドブックとしても、お使いいただけるはずです。
誰より著者本人が、楽しみながら書き進めた一冊です。笑いやら怒りやら悲しみやら、色んな感情を込めた思い入れたっぷりの本になりました。是非、一度お読み下さい。
【登場する主な外国人】
<第一章 日本はどのような国だと思われていたのか>
マシュー・ペリー(米/東インド艦隊提督)、ウィリアムズ(米/印刷宣教師)、ヴィルヘルム・ハイネ(独出身/記録絵師)、タウンゼント・ハリス(米/初代駐日総領事・公使)、ヘンリー・ヒュースケン(蘭/通訳官)
<第二章 開国後の街並みと古き良き時代の日本人>
ラザフォード・オールコック(英/初代駐日総領事・公使)、ゴンチャロフ(露/秘書官・作家)、アルミニヨン(伊/海軍軍人)、フィリップ・シーボルト(独/医師)、カッテンディーケ(蘭/海軍軍人)
<第三章 列強の外交官たちが見た明治維新>
パークス(英/第二代駐日公使)、A・B・ミットフォード(英/駐日外交官)、レオン・ロッシュ(仏/第二代駐日公使)、スエンソン(デンマーク/仏海軍士官)、マックス・フォン・ブラント(独/駐日公使)
<第四章 外国人は日本の近代化をどのように捉えたのか>
チャールズ・ロングフェロー(米/大詩人の息子)、イザベラ・バード(英/紀行作家)、クララ・ホイットニー(米/商法講習所所長の娘)、デイヴィッド・カラカウア1世(ハワイ/第七代国王)、黄遵憲(中/初代駐日公使の書記官)
<第五章 消え去りゆく 外国人が愛した古き日本>
シドモア(米/紀行作家)、ピエール・ロチ(仏/作家・海軍士官)、ジョサイア・コンドル(英/建築家)、イブラヒム(露/民族運動指導者)、ラフカディオ・ハーン(英出身/英文学者・作家)、アーネスト・サトウ(英/外交官)
森田健司



