
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
さて、直前になってしまいましたが、10日に『江戸暮らしの内側』(中公新書ラクレ)が発売されます。江戸時代に、江戸という町に住んでいた庶民(町民)の日常を描く書です。いわゆる生活文化の紹介ですが、その基層にある精神、思惟といったものにも力点を置きました。
この手の書は、取り扱うべき題材が無限にあるため、大ボリュームになってしまいがちなのです。しかしながら、今回の本は、できるだけコンパクトに仕上げようと頑張りました。「こんな変わったことをしていた」、「こんな滑稽な商売があった」ではなく、スタンダードな衣食住や生老病死を愚直に素描した一冊です。それは、私が惹かれた江戸の姿そのものでもあります。
読みやすさも追求した一般書ですが、二点ほど、これまでほとんど指摘されていない事項も加えています。それが何かに関しては、是非、本でご覧いただきたく思います。
内容に関しては、下記のページなどもご参照下さい。
歴史の本にして「生き方」の本、登場
『江戸暮らしの内側』より「はじめに」をご紹介
江戸暮らしの内側(中公新書ラクレ)
森田健司